作家ココへ質問(英語動画)「作家になりたいといつ思ったの?」

Koco Writes

作家デイヴ・ココの頭の中へようこそ。
今回の質問は全ての始まりとなった重要な一問、「いつ作家になりたいと思ったの?」という基本的、かつ誰もが気になる内容です。

作家を志す人はたくさんいますが、そのインスピレーションとなった出来事、あるいは人生を変えた一冊がデイヴ・ココにもあるのでしょうか?
動画の内容をピックアップしてみました。

日本語ダイジェスト版

Q. 「作家になりたい!と自覚したのはいつですか?」

A.
ココ(僕):
「いつ作家になりたいと思った?」

フィッシャー:
「う〜ん、思ったことがあったっけな・・・?笑」

ココ:
「じゃあ僕が先に答えるよ。
子供の頃から、おもちゃがあれば何らかのストーリーが頭に思い浮かんで、それで遊んでたなぁ。スパイダーマンの小さいフィギュアがあったら、それをおもちゃのプロレスのリングを使って、他のおもちゃと戦わせてたんだ。ちゃんとそれそれに物語があってね。

それで学校では、生徒先生関係なく自分はロシアからのスパイだと言いふらしてた。笑
1人の先生がそれをやけに面白がって、他の先生達にもその話をしてみるように言われたんだ。嘘をつくなら、貫き通せとも言われた。笑

でも今でも、作家が職業になりうるのを実感した瞬間をはっきりと覚えてる。
子供の頃、トランスフォーマーズの映画をどうしても観たくて、映画館に忍び込んだんだ。あ、トランスフォーマーずといっても傑作の方の映画ね。マイケル・ベイが台無しにしたやつじゃないよ。

当時トランスフォーマーズはアニメのシリーズで、視聴者層でもある子供を意識していたから誰も犠牲になったり、死ぬことはなかったんだ。でも僕が観た映画ではオプティマスプライムが死んでしまう。
その瞬間、僕は登場人物が、しかもオプティマスプライムほどのヒーローが死んでしまう展開も有り得て、それを表現してもいいのだと衝撃を受けたんだ。
映画のスタッフロールが終わって、その映画館を出た瞬間には、将来は作家になりたいと心に決めてたんだ。
当時、8歳だったかな。

それと、僕は当時とにかくやんちゃな生徒だった。問題児に近かったかも?
でも先生のうちの1人、今でも覚えてるミス・クリブスは僕にチャンスをくれた。僕が書く物語に興味を持ってくれて、「ねえ、何か書いてみて」と言ってくれた。
人生最初の依頼だったからね、それは気合が入ったよ。

そこで僕はフランケンシュタインのモンスターやドラキュラが徘徊する呪われた屋敷に迷い込んだ男が911コール(日本の110番、非常事態番号)をする物語を書いてみた。
彼女に完成品を渡したんだけど、「こんなの誰も面白いと思わないよ」と正直に彼女に言ったんんだ。
でもミス・クリブスは「君が書いたことを伏せて、クラスにこれを読んでみるから見ていてごらん」と得意げだった。彼女は僕の初めての作品をクラスに読み聞かせたら、皆が「めっちゃ面白い!」って反応してくれたのには驚いた。心がほくほくしてたら「誰が書いたの?」って皆が聞き始めたから・・・黙ったままほくほくし続けた。笑

誰も孤児のココが書いたなんて知る必要はなかったからね。
でも、その後の休み時間に皆に喋った。でも皆「そんなの10分前の話だろ、今は休み時間だ」となかなか厳しかったよ。笑

というわけで、ミス・クリブスが僕の背中を押してくれたんだ。

フィッシャー:
その先生に連絡を取ってみればいいのに。

ココ:
う〜ん、でもこのオペレーション・フリークショウはなかなか過激だからね・・・。気に入ってくれるかどうか。

フィッシャー:
気に入ってくれるさ。

 

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